メーターモジュール

メーターモジュールと尺モジュール
建築を少しかじっていれば知ってますよね?
畳の大きさで比較したら解りやすいのですが
メーターモジュールの畳は1枚が1m×2m
尺モジュールの畳は1枚が0.91m×1.82m
ここまでは簡単なのでご理解いただけると思います。
では尺モジュールの畳2枚で一坪なのはご存知でしょうか?
0.91m×1.82m×2=3.3124㎡=1坪です。
1坪は3.3124㎡ これは動かない数値ですので覚えておきましょう!
ところがメーターモジュールの場合は畳1枚が1m×2mで2㎡あるので
畳2枚ですと4㎡が一坪という理屈になります。
ここにメーターモジュールのマジックが隠されています。
下請け業者へは4㎡1坪の計算で支払い
お客様からは3.3㎡1坪の計算で貰うのです。
解りやすく説明しますと、100㎡で約30坪の建物を
坪単価50万円で請け負ったとします。
50万円×30坪=1500万円で請負
ところが下請け業者へは100㎡÷4㎡(メーターモジュールの1坪)=25坪
25坪×50万円=1250万円で発注
頭がいい方ならすぐにピンと来ますよね!
そうです。同じ坪単価で計算しても約2割の利益が発生します。
これがメーターモジュールで売っている大手ハウスメーカーが使っているマジックです。
この計算は解りやすいように同じ坪単価50万円で計算しましたが
もちろん請け負った金額と同じ坪単価で下請け業者に発注する訳ありませんから
利益率は2割どころではありません。
概ね4割は利益が乗っていると思っていいでしょう。
恐ろしいや~
このように数字のトリックを使った誤魔化しやどの家も坪単価で計算する
いい加減な見積もりに疑問を感じたので当社は原価公開をしています。
ただド素人には逆に解り難いかも知れません。
なので当社の成約事例は他社のモデルハウスをいろいろ見て周ってある程度の知識を有した方で
不透明な金額に納得できずに居た方、もしくは手が届かないと諦めかけていた方が多いのです。
今回はメーターモジュールのトリックのお話でした。
福岡の注文住宅・新築一戸建ては

相場観

先日、大根1本いくらするのか?という話題になって
私はお酒やスナック菓子をスーパーで買うことはあっても
野菜売り場には全く縁がないのでさっぱり解りませんでした。
お肉にしても然り・・・主婦の相場観には到底及びません・・・
ついつい高いモノ=良いモノだと思ってしまいます。
例えば1000円渡されてお使いを頼まれた場合、相場観がなければ
安いのか高いのか?要は損か得かの判断が出来ないので
高いモノを買ってきて怒られるといった結末が容易に想像できますw
これが自分の興味のあるものなら話が全く違ってきます。
例えば趣味のバイクのチタン製のボルト1本1500円とか
チタン製の60.5φサイレンサーが9000円位で買えるとか
一般人が知らないことでも興味があるから知識として脳内にインプットされています。
なので高い安い(損か得か)を判断しながら材料を仕入れてバイクを作っています。
仕事にしても同じです。
住宅を作る時に使う建材の値段、例えば構造用合板が1枚いくらとか
大工さんの日当が1日いくらで、1日でどの位の作業を行えるのかとか
全て知っていなければ見積もりなんて出来ませんね。
当社が原価公開を始めてもう10年になりますが、未だに原価公開をしている工務店は少ないです。
原価を公開する=利益もガラス張りでお見せすることになるので
なかなか普及しないのは当然でしょう・・・
元々当社は不動産業からスタートした会社なので、仲介手数料的な考え方には
余り抵抗がなくて、注文住宅にその仕組みを当てはめた訳ですが
やはり素人には相場観がないので安いのか高いのか?判断が出来ない方が多いようです。
なので振り返ってみると当社に頼んでくれたお客様はいくつものモデルハウスを見て回って
納得できずに自分で知識を身につけようとWEB検索したら当社のHPに辿り着いたという方ばかりです。
なのでいつも思うのですが、先に見積もりを出したら他社と天秤に掛けられて
他社も当社の出した見積もり金額で請けても赤字になる訳ではないので値引きして合わせてきます。
この部分が原価公開というやり方の弱点です。原価がある程度解ったら、それに近い金額で
請け負ってくれる会社を探すのが当然の流れと言えばそうかも知れません。
インターネットの普及で家電品は価格ドットコムで底値を調べられますし
ヤフーオークションのお陰で中古品の流通も相場観が確立されていますので
小売店はネット販売のショールームの代わりになっていると
言わざるを得ない状況です。これも時代の流れですね。
時代と共に仕事のやり方も替えていかねばならないのは常々私自身が言ってることですが
そろそろ原価公開もやり方を替える時期に来たのかも知れませんね。
これまでは無料で見積もりしていましたが、見積もり自体を有料にするとか・・・
お客様はその見積書があれば、それに近い金額で請けてくれる会社を探せる訳ですから
その見積書自体にも価値があるように思います。
しかし、これを仕事にしたら他社さんから袋叩きに会いますね(怖)
未だに旧態依然とした仕組みで動いている建築業界ですから・・・
一社で革命を起すなんて大それたことは出来ませんので、しばらくはこれまで通りに
当社のやり方を理解してくれる方だけを対象に今の仕事を続けて
並行して建売住宅を年に2~3棟やって行こうかなと思っているところです。
不動産→建築と推移してきましたが、また原点回帰で不動産に戻ることになるのかな・・
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タイタニック

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映画を観て知っている方も相当多いでしょう。
タイタニック号
全長269.1 m
全幅28.2 m
ご存知の通り処女航海で沈没
詳しくはこちら
この船、グーグルアースで海底に沈んでいるところが3Dで表示されますw
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なかなか面白いことをやってくれますね。遊び心を忘れないところがさすがGoogle
そして、お次は大日本帝國が誇る軍艦大和
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全長263.0m
全幅38.9m
タイタイック号よりも僅かに短いながら幅は圧倒的に大きい。
この船が沈没した北緯30度43分17秒 東経128度04分00秒
グーグルアースで海底を探索するも発見できず!
海底に眠る姿はすでに模型になってヤマトミュージアムに展示されていますね。
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ぜひともグーグルさんに頑張ってもらいたいところですw
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ムダ骨

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娘の自転車がパンクしてるらしく、先日から修理をお願いされていたのですが
重い腰がなかなか上がらず、今日せかされてやっと着手。
タイヤをリムから外し、チューブに空気を入れてバケツの水に着けると
どこから空気が漏れてるのか解ります。
ここまで約10分。
パンク箇所を見つけて、いざパッチを貼ろうとゴム糊を搾り出しても出てこない・・・
揮発性のゴム糊の蓋がちゃんと閉まってなかったようで中がカラカラになってました。
で、どうせゴム糊を買いに車で出かけなければならないので、そのまま自転車を積んで修理に持って行きました。
途中までの作業が終わっているからと言って安くはならなかったw  840円也。
次女の自転車は最近よくパンクするのですが、歩道の段差を凄い勢いで乗り上げてなるリム打ちというパンクの仕方のようです。
空気が余り入っていないタイヤでよく起こる現象です。体重も増えてきて余計にタイヤへの負担が掛かっているのでしょうね。
そんなこと普通に考えて解るやろうと思っていたら、今の子供はいちいち教えないと解らないらしい・・・
私が同じ6年生の頃には自分でパンク修理もしていたし、ハンドルを変えたり改造もしていたけどなぁ~
生まれた時から携帯電話とパソコンがある時代の子供はなにかが足りないように思うのは自分だけかな・・
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ゴッドファーザー

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先日、パートⅡをWOWWOWでやってたので録画して観ました。
ロバート・デニーロとアル・パチーノの若いこと!!35年前の映画だから当然ですけど・・
で、パートⅠとパートⅢをレンタル屋で借りてきました。
確か昔一度見てるハズなんですけど、内容が難しすぎて理解できてなかったのかほとんど記憶にないんですよね~
43歳になって改めて見てみると、また違った捕らえ方が出来て面白いのです。
秋の夜長は窓を空けてコオロギの音を聞きながら読書ならぬDVD鑑賞に尽きますね。
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古いウイスキー

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今日、親戚宅の改装の指令があり現地調査へGO!
築32年の木造一戸建て。屋根の上には朝日ソーラー・・・
床下には●ニックスの換気扇・・・・
訪問販売グッズてんこ盛りやん!!!
私がいけないのですね。工務店の仕事をしていると宣伝してなかったですから・・・
とりあえず今回は和室を少し弄ります。床下の根太が悪くなってるようでブカブカしますので
畳を処分して床下をはぐって点検&悪い部材を取り替えれば当面は大丈夫でしょう。
で、畳の上のたんす類を片付けていたら未開封の古いウイスキーが数本出てきました。
20年位前に娘(私の従姉妹)が買ってそのままになっていたものらしいのですが
今は誰も飲む人が居ないので頂いてきました。
サントリーのサイトで調べたらちゃんと飲めるって!
http://www.suntory.co.jp/customer/faq/001761.html
12年モノがプラス20年(笑)
どんな味なんだろ・・・
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地域の体育祭

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昨日は地域の体育祭でした。
もう何年になるのかな・・・
子供会の会長したのが3年前だから、その頃からずっとお手伝いしてて今は体育部の委員をしてるし・・・
一度引き受けたら転勤や引越ししない限りはロックされたままらしい・・・(恐)
3年前に優勝したのですが、それから2年連敗していたので、今年は万全の体制で?望んだ体育祭。
結果は1ポイント差で見事に優勝♪
打ち上げで町内の方々と大いに盛り上がりました。
写真はムカデ競争のアンカーを務めた私
一時は横に並ばれましたが、ゴール手前で引き離し1位でフィニッシュ!
綱引きも全身の力を引き出せるように最後尾の一歩手前で頑張りました!
お陰で今日は全身が筋肉痛です
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モノ作りの原点

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私のモノ作りの原点はメカにあります。
昔からバイクや車が好きで分解しては組み立てて、なぜこんな形をしているのか?
なぜこんな素材で出来ているのか?興味深深でした。
パソコンもそうです。自作PCなんでトラブルは全て自分で解決。
不具合が出たら必ず原因があります。PCの世界にマグレや偶然というものは存在しません。
写真は現在某所でワンオフ作成中のステンレスマフラー。
28年前のバイクのパーツなんて今はもう売ってないから作るしかありません。
ステンレスのパイプに砂を詰めてバーナーで炙って熱を加えて曲げる。
それを何度も繰り返しながら現車に合わせて作っていくのです。
そして出来上がったら実際に走行して検証。
これまでに蓄積されたデータや経験を元に作っていますので大失敗はないハズですが
官能的な音を奏でるのかどうかは仕上がってみないと解りません。
V4エンジンなので4本のエキパイの長さを同じ長さにするのが理想なのですが
リアバンク側はスペースの問題でフロントバンク側の半分の長さにして
周波数を合わせて排気効率を損なわない設計になっています。
なので4→2→1の集合管なんですね。
ちゃんと考えて作られてるのです。
ちなみにバイクのマフラーに要求されるものは
1.性能(トルクUP、馬力UP等)
2.音(ライダーをやる気にさせる上質なサウンド)
3.見た目(ステンレスやチタンで作るのはもちろん美しいから)
おおよそこの3つの要素です。
順番はオーダーする人によって変わります。
私の場合は
1.見た目(笑)
2.音
3.性能
となります。美しさも性能の一つだと常々思っているので、どんなに性能がよくても美しくなければNGです。
なのでオーダーを出すときには先に完成したときの姿があって
その中で創意工夫をしながら性能を高める努力をします。
これらの要素をバランスよく最大公約数的に仕上げて大量生産したものが市販品と思っていただけると解りやすいと思います。
つまり可もなく不可もないものが市販品なんですね。
住宅にあてはめても同じことが言えます。
こだわりの部分は人それぞれ異なりますが、私がこだわるのはやっぱり見た目かな・・・
当社の施工事例みてたら解ると思います。
https://www.a-one-deve.com/sekoujirei/main.html
美しさも性能の一つです。
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アウトロー

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日本語にしたら「一匹おおかみ」もしくは「異端児」って感じかな。
ひとり工務店スタイルで原価公開を始めて早10年。
今では「原価公開」とWEB検索するといくつかの工務店がHITしますが
10年前はまず目にすることは無かったです。
大体、原価を暴露したら利益が取れないって思考するのが正常なのでしょう。
なので原価公開に踏み切るにはかなりの勇気が必要だと思われます。
また、原価を公開する=利益もガラス張りで丸見えになるので
大手工務店みたいに40%の利益とか公開できる訳がありません。
なのでこの原価公開というやり方は業界では忌み嫌われる戦法なのです。
ですが当社は私1人でやっている「ひとり工務店」
誰の目も気にすることなく自由気ままにやっています。
基本エンドユーザーと直接の請負契約を結ぶ元請の仕事しかやりません。
すなわち荒野で自分一人だけの力で生きていける(集客から契約→工事まですべて自分でやる)からこそ出きる原価公開なのです。
基本、原価の20%を利益として頂戴しています。
原価が2000万円なら利益は400万円
企業で言う利益率に直すと400÷2400=16.6%です。
普通に考えてこれ以上の利益って取れない(ってか取り難い)ですよね。
今のところこのやり方で10年間やってきてます。値切られたことはありません。
感謝されることがほとんどです。
ただ、このやり方も時代の変化と共に変わっていくものと思われます。
私も今は工務店の仕事をしていますが、他にもっと面白いことを見つければ商売替えすることも有り得ます。
とにかく時代の変化が速いので、常に対応を迫られますね。
この「ひとり工務店」をビジネスモデルにして日本全国各県に1人づつ(私と同等のスキルを備えた人)にノウハウを提供してネットワーク化すれば大手工務店にも負けない組織になるんですけどね〜
なんせ一人なんでパワーが足りません。
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