■お金の不安を解消したい
# 住宅ローン審査に落ちないための事前知識
「土地も決まって、間取りも決まって、あとはローン審査を通すだけ」
そう思っていた矢先に、まさかの審査落ち。実はこれ、決して珍しい話ではありません。せっかく理想の家づくりを進めてきたのに、最後の最後でつまずいてしまうケースを防ぐために、事前に知っておきたい知識をまとめました。
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## 住宅ローン審査で見られる3つのポイント
金融機関が審査で重視するポイントは、大きく分けて3つです。
### ① 返済負担率(年収に対する返済額の割合)
年収に対して、年間の返済額がどのくらいの割合かを示す指標です。一般的に、年収400万円未満で30%以内、400万円以上で35%以内が目安とされています。
ここで重要なのは、**住宅ローンだけでなく、他の借入もすべて含めて計算される**という点です。車のローン、カードローン、奨学金の返済なども合算されます。
### ② 信用情報(個人信用情報機関の履歴)
クレジットカードやローンの支払い履歴は、信用情報機関に記録されています。ここに延滞などの記録があると、審査に大きく影響します。
### ③ 勤続年数・雇用形態
一般的に、勤続年数が長いほど「安定した収入」と評価されやすくなります。転職したばかりの方や、勤続1年未満の方は、審査で慎重に見られる傾向があります。
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## 審査に落ちやすい人の特徴
### 特徴①:他の借入が多い
車のローン、カードローンのリボ払いなどが残っていると、返済負担率が上がり、審査に通りにくくなります。
**対策**:住宅ローンを申し込む前に、可能な範囲で他の借入を完済しておくことをおすすめします。難しい場合は、借入残高を減らしておくだけでも印象が変わります。
### 特徴②:クレジットカードの支払い遅延がある
「うっかり引き落としを忘れていた」という小さな延滞でも、信用情報に記録が残ることがあります。
**対策**:ローン申し込み前の半年〜1年は、支払いに特に注意しましょう。心当たりがある場合は、信用情報機関に開示請求をして、自分の記録を確認しておくのも一つの方法です。
### 特徴③:転職したばかり
転職直後は、まだ収入が安定していないと判断されやすく、審査のハードルが上がります。
**対策**:可能であれば、転職後1〜2年は様子を見てからローンを申し込む方が通りやすくなります。どうしても急ぐ場合は、事前に金融機関に相談してみましょう。
### 特徴④:カードローンの「利用可能枠」が多すぎる
意外と見落としがちなのがこのポイント。**実際に借りていなくても、カードローンの利用可能枠自体が「潜在的な負債」として審査に影響する**ことがあります。
**対策**:使っていないカードローンやキャッシング枠は、ローン申し込み前に解約しておくと安心です。
### 特徴⑤:個人事業主・自営業である
会社員と比べて、収入の変動が大きいと判断されやすく、審査基準が厳しくなる傾向があります。
**対策**:直近2〜3年分の確定申告書を用意し、安定した収入を証明できるようにしておきましょう。
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## 審査前にやっておきたい5つの準備
### ① 事前審査(仮審査)を早めに受ける
本審査の前に、簡易的な「事前審査」を受けることができます。土地探しや間取りの打ち合わせと並行して、早めに事前審査を受けておくと、後になって「実は借りられなかった」という事態を防げます。
### ② 複数の金融機関を比較する
金融機関によって審査基準や金利は異なります。1つの銀行で断られても、別の銀行では通ることもあります。可能であれば、2〜3社に事前審査を申し込んでおくと安心です。
### ③ 自分の信用情報を確認しておく
CIC(指定信用情報機関)やJICCなどで、自分の信用情報を開示請求できます。心当たりのある方は、審査前に確認しておくと安心です。
### ④ 頭金をできるだけ用意する
頭金があると、借入額が減るため、返済負担率も下がり、審査に通りやすくなります。すべてを住宅ローンでまかなおうとせず、可能な範囲で自己資金を用意しておくことをおすすめします。
### ⑤ 収入を証明する書類を早めに準備する
源泉徴収票、確定申告書、住民税決定通知書など、必要書類は金融機関によって異なります。早めに確認し、揃えておくとスムーズです。
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## 審査に落ちてしまったらどうする?
### 諦める前に確認したいこと
**①落ちた理由を推測する**
金融機関は明確な理由を教えてくれないことがほとんどですが、返済負担率、信用情報、勤続年数など、心当たりがないか振り返ってみましょう。
**②別の金融機関を検討する**
審査基準は金融機関によって異なります。1つの銀行で落ちても、他の銀行では通る可能性があります。
**③借入額・返済期間を見直す**
借入額を減らす、返済期間を長くするなど、条件を調整することで、返済負担率が下がり、審査に通りやすくなることがあります。
**④頭金を増やす**
時間に余裕があれば、頭金を増やしてから再チャレンジするという方法もあります。
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## よくある質問
**Q. 事前審査と本審査、両方通れば安心ですか?**
A. 事前審査に通っても、本審査で追加の確認事項が出てくることがあります。ただし、事前審査に通っていれば、本審査で落ちる可能性はかなり低くなります。
**Q. ペアローンや収入合算をすれば審査は通りやすくなりますか?**
A. 世帯全体の収入が増えるため、借入可能額が増える傾向にあります。ただし、双方の信用情報や勤続年数も審査対象になるため、必ずしも通りやすくなるとは限りません。
**Q. 審査中に転職や大きな買い物をしても大丈夫ですか?**
A. 審査中の状況変化は、審査結果に影響することがあります。本審査が完了するまでは、転職や新たな借入は避けるのが無難です。
**Q. 年収が低くても住宅ローンは組めますか?**
A. 年収だけでなく、他の借入状況や返済負担率とのバランスで判断されます。年収が低くても、他の借入がなく、頭金をしっかり用意できれば、審査に通るケースもあります。
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## まとめ
住宅ローン審査で見られるポイントは、大きく分けて「返済負担率」「信用情報」「勤続年数・雇用形態」の3つです。
– 他の借入(カードローン・車のローンなど)はできるだけ整理しておく
– クレジットカードの支払い遅延に注意する
– 使っていないカードローンの枠は解約しておく
– 事前審査は早めに、複数の金融機関で受けておく
– 頭金は可能な範囲で用意しておく
ローン審査は、家づくりのスケジュールの中でも特に「見えにくい」部分です。だからこそ、早め早めの準備が、後悔のない家づくりにつながります。
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